インドの新聞 Nido Tania’s death: Demand for justice grows
facebookのページ justice for nido tania
1月29日、デリー南部で19歳のマニプリの少年Nido Taniaがインド人2人に殴られ、そして死亡した、という事件。
まずマニプリというのはインドの北東部でバングラデシュとミャンマーに挟まれている地域。
この地域の人たちは褐色で彫りの深い一般的なインド人の顔つきではなくて、日本人のような外観をしてる。
私も「マニプリ出身?」とインド人に聞かれたことがある。
そして事件に戻ると、
デリーで学生生活を送っていたNido Taniaは買い物中に店員と口論になり、インド人店員2人に殴られ続けた。そこが公衆の面前であったにも関わらず周りの人々は誰も助けなかった。そして、翌日Nido Taniaは亡くなった。
この事件はfacebookのコミュニティページ参加者が45,000人になるほど注目をあびていて(事件から4日たった今日の時点)、今日はバンガロールでもこの事件に対する抗議活動があったみたい。
その抗議の内容は「人種差別反対」で、事件の発端がインド人店員がマニプリ少年の外観について言いがかりをつけてきた、ってことと、その後殴られているのに回りのインド人が誰も止めなかった、ということが問題になっている。
この事件が今回表に出たからこの事件に対する抗議活動となっているけど、実際は同じような事(少数民族であるマニプリに対する差別)が日常的に起きているんだろうな。
そして、私がこの事件について思ったのは、不謹慎だけど自分の身の心配でした。
インドで日本人と思われたら「お金持ち」と思われるから持ち物に気をつけないといけない、とは思っていたけど、もしマニプリ出身と思われたら、別の「差別」って心配もしなくちゃいけないのかな、と。上にも見られたくない、下にも見られたくない、そんなこと気にせず普通に暮らしたい。海外に外国人として住んでいるときはそれを強く感じます。
racism人種差別って単に滑稽だと思っていたけど、身近に感じると深刻な問題だな。