インドとバングラデシュの違い(女性の外出)

インドから帰って1週間がたちました。

最近は、新しいサンダルを買いに行ったり(ヴァラナシで壊れたからね)、サリー屋を巡ったり(コルカタで1枚買ったけど、まだ欲しい!水色のサリーが欲しい!)、女友達とひたすら喋って喋って喋ったり(これが女の幸せ!まだ喋り足りない!)、相変わらず楽しい日々です。ありがたいことです。

で、忘れないうちに書いておこう、と思ったのが、インドとバングラデシュの違いについて。

どっぷりバングラデシュ生活に浸った後に行ったインドは、かなり驚くことが多かったのです。
インドは何度も行っているけど、バングラと比べて見ると、また違って見えるんだなあ。
インドとバングラは元々同じ国だし、コルカタとダッカだと同じベンガル地方だし、同じような国でしょ、と思ったら、それがどっこい、かなり違う。
やっぱり、大多数がヒンドゥー教(インド)と大多数がイスラム教(バングラ)っていう違いは、大きいのでしょう。

一番の違いは、インドでは外を歩く女性の数が多いこと。
コルカタに着いて街中へ向かう途中で、普通の家庭の40代ぐらいの女性が1人で歩いているのを最初に見たとき、けっこう驚きました。
しかも、サリー姿の女性がやけに目に付いたのは、サリーを着るぐらいの年齢の女性(成人女性、既婚者)が外にたくさんいる、ってことだろうなあ。

バングラはね、結婚して子どもがいる、それぐらいの年齢の女性が1人で外を歩いているのは、稀です。
そもそも、外を歩いている女性が少ない。
女性で外を歩いているとしたら、学生、お手伝いさん、縫製工場で働いている女性達で、一般家庭の既婚女性はかなり少ない。
女性は、家庭にこもって家事をしている、ってのがムスリム的考えなのでしょう。

しかも、街中の路上チャイ屋で、女性が1人でチャイすすってる、って光景は、私バングラで見たことがないの。路上ジュース屋でも、路上軽食屋でも。
だから、私も路上1人チャイは、バングラでしたことないの。目立つの嫌なんだもん。

だから、コルカタは天国だった!
普通のサリーのおばさんが路上1人チャイしてたり、路上1人ご飯してたりするから、私も躊躇することなく、どこでもチャイできて、お腹が空いたら何か食べて、目的地になかなか着かなかったぐらい!
路上ラッシーも美味しかった!

それと、バスも、バングラでは女性専用座席が一台のバスにつき5人分ぐらいしかなくて、しかも女性が5人も乗ってないからそこに男性が座ってる、ってことも多いんだけど、コルカタでは、全座席の半分が女性座席で、ぎっしり女性が座ってるんだよねー。

コルカタに住んだら、生活が楽なんだろうなあ、とすんごく羨ましくなっちゃったよ。
23時ぐらいに、1人でタクシーに乗っても安全って、それならどこでも出かけられるじゃん!(バングラは、日が暮れてから女1人でタクシーってのは、怖くて乗れません。タクシー強盗もでるしね。)
電車もあるから、なんだか「自由」を思い切り感じました。

とか言いつつ、インドからバングラデシュへ帰る前日、インド人とこんな会話をしてました。
「明日、私の国に帰るよ」
「へ?日本へ帰るのか?」
「いや、バングラデシュだよ。今、バングラデシュが私の国だもん」

住めば都。バングラへの愛国精神も沸いちゃう、ってものです。
でも、気にして見ると、外は男だらけだ!うーん、ちょっと嫌!

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