このビニール袋入りのヨーグルトが好きで、見つけるとこれを買います。
プラスチックのケース入りヨーグルトよりもビニール袋入りヨーグルトの方がフレッシュな味の気がします。お腹も壊したことないから、きっと衛生的にも大丈夫。(きっと、だけど。)
で、わたし、このヨーグルトを「強気なヨーグルト」と呼んでいます。
なぜなら、ヒンディー語が書かれていないから。
インドは憲法で公用語をヒンディー語と定めていて、ここ南インドでも国の施設の看板などにヒンディー語が書かれているのを時々目にします。また、ほとんどの商品は英語のみの表示ですが、ヒンディー語が併記されているものもあります。
しかし、このヨーグルト、南インドの言葉4つが書かれていて、ヒンディー語なし!
すなわち、強気!
この製造元が南インドの会社で、南インドだけで商品が流通してるからなんでしょうが、あまり南インド文字だけが書かれている商品を見ないので、潔さを感じてしまいます。
個人的に、そんな潔さはタミル州にも感じています。ほとんどの州でヒンディー語教育があるのにタミル州ではヒンディー語教育がないらしく、そんな姿勢のタミル州に「お、強気!」と好感を持っています。なんか、地元を愛するような頑固さが好きなのだな。
(タミル州出身でヒンディー語が話せる人にも会った事があるから、実際はヒンディー語教育もあるのかも。)
見づらいですが、ヨーグルトの袋の文字は左上から時計回りに、Malayalam(ケーララ州の言葉)、Kannada(カルナータカ州の言葉、バンガロールで使われています)、Tamil(タミル州の言葉)、Telugu(アンドラプラデーシュ州の言葉)です。(たぶん)
(文字表はこちらから拝借。)
表で下4つが南インドの文字です。
これらはドラヴィダ語族に属しているらしく、Wikipediaを見ると起源や分布などとても興味深いです。なぜパキスタン・アフガニスタンの一部の地域に飛び地で使われているんだろう。
ドラヴィダ語族 – Wikipedia
そんなこんなで。
バンガロールといえば、カンナダ語。
少しだけ勉強したけど、話せるようにはなっていません。ただ、文字を見たり、人が話しているのを聞いたりして「これはカンナダ語!」という区別だけがつくようになりました。
タミル語も、シンガポールの地下鉄で「英語、マンダリン、マレー語、タミル語」の表記があったから、文字だけはなんとなく判別つきます。
が、それだけじゃ、あまり何の役にも立っていません。
ヨーグルトを買って気分が上がるぐらいです。ま、いっか。
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