家族をインド旅行に誘ったのだけど、
歩行に不安のある家族がいて、
インドの広大な遺跡を周れるか、不安・・・
ということで、
日本で車椅子を借りて、家族とデリー・アグラ観光してきました。
車椅子ユーザー、もしくは長距離を歩くのが不安な方は、ご参考あれ!
日本で短期の車椅子貸し出しをしている業者は複数あって、
空港で受け取りと返却が可能な業者もあります。
今回は、こちらで車椅子をお借りしました。
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そして、車椅子でのデリー・アグラ観光がどうだったかをまとめてみました。
2016年10月現在の情報です。
(各理由は、後記。)
1.レッドフォート (デリー) : 車椅子で観光できる!
レッドフォート敷地内の地面は滑らかで、問題ありません。
途中、チケット確認の場所が階段の上にありますが、車椅子の人は迂回させてもらえます。
主要な建造物はほぼ車椅子で見れますが、奥の庭園へ進む道が建物補修のために塞がれていて、進むことができませんでした。
車椅子の観光客を他にも何人か見ました。
2.クトゥブ・ミナール (デリー) : 車椅子での観光は難しい
石畳がガタガタで、車椅子の利用は無理です。
敷地内に入り、遺跡を遠くから一望することは可能。
3.フマユーン廟 (デリー) : 車椅子での観光は難しい
クトゥブ・ミナール同様、石畳がガタガタのため、車椅子の利用は無理です。
4.タージマハル (アグラ) : 車椅子で観光できる!
車椅子の場合、介助の人も並ばずに優先的に中へ入れてもらえます。
車椅子利用者に慣れているようで、セキュリティーチェックも係の人の指示でスムーズ。
広大な敷地内も地面が滑らかで、スローブも完備されているので、大丈夫です。
ただ、タージマハルの建物の近くまでは車椅子で行けますが、中へは車椅子の持ち込みができず、階段を登り自力で歩行する必要があります。
車椅子の観光客を他にも何人か見ました。
5.ファテープル・シークリー (アグラ) : 車椅子での観光は難しい
駐車場から遺跡までバスに乗る必要があり、
バス乗り場までの道がガタガタで車椅子の利用は無理。
バスは段差が大きく、乗り込むのも難しい。
遺跡内の地面は滑らかでスローブもあるので、車椅子の利用はできます。
わたしの家族はゆっくりなら歩けるので、上記全ての遺跡に行けましたが、
歩行が全く出来ない場合は、レッドフォートとタージマハルのみの観光にすると楽です。
レッドフォートとタージマハルのみでも、満足できると思うので、
車椅子の人は諦めずに、インド観光を楽しんで欲しい!
ちょいと、追記。
各遺跡では、インド人観光客、外国人観光客の何人もの人に、
「手伝ってあげましょうか?」
「車椅子の人はあちらから行けますよ。」
など声をかけてもらったり、
車椅子が溝にはまって動けない時は助けてもらったり、
たくさんの人にお世話になりました。
今度は、困っている人を見つけたら、率先して助けてあげたい!