痴漢とか、防げないこともある。

CIMG7434ジャイプルで日本人女性がインド人男性に性的暴行を受けた、という事件があったようです。

今年はじめにもコルカタで同様の事件がありました。
色々と個人的に思う事があったけど、コルカタ在住のmaiさんという方の文章が「ほんと、これ!」と声に出して言いたくなるぐらい納得だったので、お時間ある方、是非読んでください。
これからインドにくる女の子へ(baka positive!! インドにホメオパシー留学のブログ)

起きてしまった事件の被害者の方達は早く事件を忘れて心の傷を治して立ち直って欲しいし、これからインドに来る女性には十分気をつけて欲しいな、って思います。

でも、気をつけていても、嫌な思い、ってのはするもので。
先月ハンピHampiに行った時の私の話。
私がインドへ初めて来たのはもう15年前ぐらい。それから数えるのが面倒になるほど何回も1人でインド国内を旅行してて、十分気をつけてるんだけど、久々に「女1人って怖い」って思いをしました。それも、1日で3回。

1つめ。
1人で山の中にある遺跡へ行こうと思い立ちました。その遺跡までの道は人通りが少ないんだけど、まあ昼間だし大丈夫だろうと進みかけたら、10代後半のインド人男子2人が「ハロー」と言いながらついてくる。先は無人の道。最悪、途中で襲われても誰も助けてくれない。
とりあえず、人の多いところへ引き返して、休憩するフリとかして巻きました。

2つめ。
懲りない私、さっきの2人がいないことを確認して、山の中の遺跡へ。無事着いた遺跡は、とても静かなところで、ときどき外国人やインド人観光客が通って行くぐらい。
私は腰掛けてちょっとの間ボーっと遺跡を眺めることにしました。
すると、高校生ぐらいのインド人男子学生の集団が20人ぐらい来ました。遠足かなあ、落ち着かないから早く行ってくれないかなあ、と思ってると、全員が私の方へ向かってくる。でもって私を取り囲んで、口々に何かを言ってきました。(カンナダ語かなあ。ぜんぜん分からなかった。)
体格のいい男子の集団に囲まれる、ってのはすごく怖い。ふざけて何をするか分からない。
私、怖くて眼も合わせる事ができなくて、一言「チョロ」(ヒンディー語で「どっか行け」)と言ってみました。
すると、1人の男の子が皆に何かを説明してくれて、全員が行ってくれました。ほっ。

3つめ。
遺跡から帰って、あたりはすっかり暗くなってしまいました。
私は人と待ち合わせをしていたので、とあるカフェへ行くことに。
そのカフェはメインの通りから少し脇へ入った場所にあります。そこまでの道は街燈もなく真っ暗なんだけど、何度も通った事があるので私は懐中電灯もつけず、暗い中を1人で歩いていきました。
すると、前方にバイクが止まっているのが見えてきました。そして、すぐにそのバイクは私の方へ向かって走ってきました。私の横をバイクが通りすぎる瞬間、むぎゅ。後ろに乗っていた男が私の胸を鷲づかみにしたのでした。痴漢!
バイクは少し走って止まりました。どうも、乗っていた2人の男達が振り返って私を見ているみたい。私、めちゃめちゃ気分が悪くなったから、追いかけて文句を言おうかとも思ったけど、そんなことしたらもっと危ないかもしれない、と思い直し、その場から逃げることにしました。

ものすごく嫌な一日でした。
「そんなの、たいしたことないじゃん」って思われちゃうかもしれないけど、この3回の恐怖といったら、本当にこの上なかった。
私、自分ではかなり注意して行動してるつもりだけど、やっぱり隙はあるし、痴漢など防げない事もあります。
文化の違う国へ外国人として来ると、日本にいる以上に「女1人で怖い事」ってのは起きやすい。
それを分かった上で行動して、皆がインドを楽しめたらいいなー、って思います。私ももっと気をつけよう。

しっかり気をつけて、それで自分が安全にインドを楽しめたら、それが一番ですねー。


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