見えない音を共有する時間

新井孝弘(サントゥール)、U-zhaan(タブラ)の北インド古典音楽ライブを聴きに行きました。

この2人の演奏でしか味わえない興奮というのがあって。
新井孝弘のサントゥール Santoorが自在な動きで作るメロディーの美しい形に、U-zhaanのタブラ Tablaが即座に反応してさらに厚みをつけていく。本当に好きです。

この日のライブ、2曲目は大好きなRaga Pahadiでした。
Raga Pahadiはフォークソングが元の曲調で、pahadiはपहाड़=山という意味。
話は飛ぶけど、2006年のインド映画『Krrish』の冒頭でリティク・ローシャンがヒマラヤの山の森の中で人間離れした走り方を見せていたあたりのシーンでもRaga Pahadiをベースにした曲が流れていました。(と、思う!)

ライブに話を戻して。
目には見えない音が組み立てられていく緊迫感と、その時間を演奏者とも他の観客たちとも共有している感覚、本当にライブで音楽を聴くのは大好きだなあ、と思い出しちゃった。

前回のこの2人のライブは3年前にコロナ禍で中止になってしまったため、今回は4年ぶり。
大変な時代にいるなーって思うこの数年だったけど、やっと「これが私の好きだったことだ!」という感覚が戻ってきてすごく嬉しいな。

新井孝弘(サントゥール)、U-zhaan(タブラ)の2023年ライブはまだ予約可能な場所もあるらしいので、チェックしてみてください。
今回のツアー、アンコールの曲がすごく素敵だったので、ライブに行く人はお楽しみに!
https://u-zhaan.com/schedule/

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