「ばーす、ばーす!」(ヒンディー語)
ってのは、インドで「おかわり食べるでしょ?」と人に薦められたときの断り方で、ばーす=十分、って意味ですが、今日のお題の「ばす」は「bus」、乗り物のバスです。
なんと先日、初めて1人でバスに乗ったのー!
でかした、自分!
と言っても、1年ちょっと住んでて、1人で乗れるようになったのが遅いのか早いのか、そもそも乗る必要がないのか、さっぱり分かりませんが、ちょっと誇らしげな気分になっちゃったよ、ってことです。
バスに乗ったことは過去に何回かあったけどね、すべて、日本人知人かバングラ人知人と一緒だったの。
まず、バングラデシュのバス事情。
これがねー、非常に分かりにくい。
そもそも、シンガポール、タイ、インドでは、バスに乗るのが簡単で、それが何でかと言うと、それぞれルート毎に番号がついているからです。
シンガポールだと、NewtonからLittle India行きなら66番、とか。(良く使いました。)
インドだと、バルカンハウス付近からゴリヤハットは123番、とか。(あれ?違うかも。ババに聞こう。)
タイだと、・・・バスマップがないと分かりません。。
まーだからね、番号さえ覚えておけば、言葉ができなくても、バスに乗れるのです。
どこで降りるか分かんない時は、バスの運転手に地名を伝えておけば目的地付近で教えてくれる。(運転手席が遠ければ、近くの乗客。みんな親切!感謝!世界は善意で成り立ってる!)
ところが、バングラデシュの場合は・・・
バス番号ってものがない!
行き先は、バスの車体に書いてあるけど、ALLベンガル語!
ということは、停止してるバスの車体のベンガル語をパッと読んで、そして乗らないといけないわけです。うーん、そんなの無理だわ!
まー、バスのチケット売り場(機械にあらず、道端に机がでてて、人が座ってます)でチケットをまず買わないといけないから、そこでバスの行き先を確かめるんだけど、それもベンガル語。。
でもね、思ったんだけど、日本のバスもそうだよね。行き先も、時刻表も日本語表記オンリー。名古屋に帰ったときは何度かバスに乗ったけど、これは日本語読めるか話せるかじゃないと乗れないなあ、と思っちゃったよ。東京だったりすると、また違うのかな?外国人多いだろうし。
で、今回の1人で乗れたバスですが、それは循環バスで、前からルートをなんとなく知ってたから、ベンガル語うんぬんに関わらず乗れたのでした。
循環バスは、ちっこいから、他のバスと区別がついて、バスの出入り口にぶら下がってる少年(推定12歳)に、「****」と地名を言ってみたら、乗れ乗れ!、ってな素振りをしたから、乗ってみて、車内で札束(全て小額だけど)を持った別の少年(推定15歳)が近づいてきて、指を三本立てたから、3TK(≒6円)渡して、5分後ぐらいに目的地に着いたら、出口の少年が「****」って教えてくれて、そこで降りて、終了。
そんなの、1人で乗れた、って自慢するまでもないじゃんよ!
って、
・・・その通りです、はい。
これでトラブルが起こるわけがない。
スリ、チカン、なんかも多いらしいけど、今回はガラ空きだったから、それもなく。
ただの自己満足です、はい。
・・・「バングラバス、1人で乗れるもん」、もうちょっと範囲を広めてみます。
タブラ奏者 Smt. Anuradha Pal / Stree Shakti