うちに帰って玄関を開けると、飼い猫が私の顔を見て逃げました。
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「今日結婚式があるけど、一緒に行く?」とグルジから聞かれたのが午前中のタブラレッスン中で、その5時間後にはサリーを持ってグルジの家にもう一度お邪魔してました。そんで、グルジのお姉さん(私にサリーを着せるために応援に来たっぽい)にサリーを着せてもらったんだけど、いろいろと問題発生。
「アクセサリーは持ってきたの?」「いや、つけてるものが全部です。」そう、サリーに合わせるアクセサリーは自宅からつけてきてたのよ。大きなシルバーの耳飾に、小豆色の石とシルバーのネックレス、そして、シルバーの腕輪。サリーはピンクだけど、シルバーで全部揃えてたらいいんでないの?って思ってたら・・・。「サリーとマッチしてないわね。」とあっさり言われて、急遽グルジの奥さんから、ピンクのネックレスと10連ぐらいのピンクの腕輪を借りる事に。
そして次は、「ビンディーは持ってきてるの?」「はいっ!」。そう、額にぺたっと貼るビンディーは大好きだから色とりどり、色んな種類を持ってきてたの。これは文句なしでしょっ!と思ったのもつかの間・・・
「お化粧は、もうすんでるの?」
「はい、すんでます!」
「?」
今日はばっちりメイクしたの。・・・でも、全くダメだったみたい。眉も唇も目も、全てつけたし。特に目は、アイライナーでグリグリ描いてく。ん?描いてる?いや、塗ってるって気が。。
「はい、できあがり」と言われて見た鏡の中には、全く知らない人が写ってました。目には5ミリ幅でクマのような縁取りのある人が。
「ビューティフル」だの「ゴージャス」だのとみんなには言われたのだけど、うーん、複雑だ、これ。こういうお化粧の人を見たことあるけど、これって、アリなのだろうか。普段から、「日本人風ベンガル人ファッション」よりも「こてこてベンガル人ファッション」を実践しようと努力をしてるんだけど(ときどき見る外国人の自己流インドファッションって苦手なの。パンジャビの下に7部丈ズボンとかさ。なしでしょ。)、このアイメイクだけは馴染めそうもない。。それと、濃い色の口紅も、派手なアクセサリーも。。
うちの猫は、帰ってきた私を見て、誰だか判別できなかったようでした。うーん。
レー・マナリ ハイウェイの思い出