バングラデシュに住んでいる日本人同士で「バングラのちょっと嫌なとこ話」をすると、必ず出てくるのが、「ジャパニ!(日本人)」やら「チャイナ!(中国に非ず中国人のつもり)」やら「チャクマ!(チベット系民族)」やら声を掛けられる事。
たいていは、後ろの方から、とか、かなり離れてる場所から、とかで、あきらかに、返事を要求する呼びかけではない、ってのが少しイラっとくるわけです。
一体なんのためだよ、と。
しかも、「中国人でもチャクマでもないし!」とか、反論したくなるのにできない、っていうのも、またストレス!(別に違う民族に思われてもいいんだけどね。)
「こういうの嫌よね~。なんのために呼びかけんの?」とこないだも友達と話してたんだけど、あることに思い当たりました。
私、日本人に対して「ジャパニ!」って呼びかけたことがあった。。
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あれは、3ヶ月前ほど、ニューマーケットに知人のベンガル人女性と行ったときの事。
「S、正面から歩いてくるの、日本人じゃないの?」
と言われて、見ると、まさに日本人で、しかも大学生と思われる可愛い女子2人。
「ホントだねー、ジャパニ!」
と、つい大きな声で口に出ちゃっただけど、それが女子2人とすれ違うとき。
その3分後、また知人が話しかけてきた。
「S、また日本人だよ。ちょっと喋ってきたら?」
次は、大学生の男子2人。
「あら、ホント。ジャパニ!でもさー、話すのはやめとくわー。」
と、このときも、なぜか「ジャパニ!」は多少大きな声になっちゃったの。
はい、理由は、「久しぶりに知らない日本人を見たから、やっぱしちょっと話してみたくて、私に気づいて欲しかったの」です。
あー、恥ずかしい。
きっとベンガル人が「ジャパニ!」と呼びかけてくるときも、同じなのでしょう。実は話したいんだよ!
この時のことを思い出すと、ちょっくらベンガル人達の気持ちも分かります。
大学生計4人のみなさん、嫌な思いさせてごめんね。
でも、男子2人。外でルンギを着るのはやめようね。あれは、パジャマ・労働着だから。
塩ラッシー