インドでは驚くほど美味しい料理に何度も出会ったけど、
出産の入院時に出てきたインド料理がまさに「これはっ!」てな美味しさでした。
生まれたばかりの子どもに母乳を出すから、辛さと油が控えめのインド料理。
最高~!日本人のわたしにぴったり!
また食べたい~!(無理!)
インドでの出産、母子ともに無事で、今も息子はスクスク成長してるので、
何も問題ありませんでした。
ちょっと思い出しメモ。
妊娠から出産まで
インド人は調子の良いこと言う人が多くて、
道を聞くと知らなくても「こっちだ」なんて断言する人がいたりするけど、
病院の先生はとっても冷静に言葉少なく的確なことを伝えてくれました。
そこが一番心強かった。
わたし「インドでは帝王切開が多いと聞きますが、わたし、嫌なんですけど」
先生「バカな子が自分から帝王切開を選ぶことがあるのよ。
でも、必要な場合はわたしも帝王切開をあなたに選んでもらいます。」
(縁起の良い日を選んで帝王切開、また、帝王切開は国から援助が出る、なんて噂も聞いていました。)
エコーもしっかりやってもらって、個人的には日本一時帰国で行った日本の病院よりも、
インドの病院のほうが丁寧だった感覚。
また、インドでのつわりはインド料理の匂いが一切だめになって、それが辛かったぐらい。
瓶入りのレモン果汁と飲料水をまぜてレモン水を作ってそれで生き延びていました。
日本人がインドで出産すること
デリーでは「赤ちゃん会」という
日本人の妊婦さん、赤ちゃんとお母さんが週1回集まる会がありました。
そこで出会った方々と話して思ったのは、
インドで妊娠する日本人女性の半数ぐらいはインドで出産している、ということ。
日本在住の友人達には、
「インドで出産するなんて、ありえない!」と言われたけど、
実際はそんなに特別なことでもなかったりする。
インドで出産した複数の方が
「大丈夫よ~。なんとかなるから~。」と言っていたけど、
そして、その通り、なんとかなった!
インドでの出産
そもそも、わたし、設備の良い私立の病院を選んでいたので、
なにも心配はありませんでした。
病室は4クラスぐらいあって、一番上のクラスの部屋はホテルのスイートルームのようでした。
インド的~。
(わたしは個室の普通の部屋。)
そして、出産当日、
微弱陣痛→促進剤→無痛麻酔→胎児の心拍低下のため緊急帝王切開、
という流れになったのだけど、
一つだけ問題があったのは、
無痛麻酔を打たれる前に麻酔科医(イケメン)から、
「XXXは絶対にしないでください。危険ですから。
分かりましたか?XXXはだめですよ。」
と説明されたのだけど、猛烈な陣痛で頭がもうろうとしていて、
XXXの英単語が聞き取れない!
もう痛みで辛すぎて、
「はい、分かりました」
しか言えず、そのまま麻酔を受けました。
なんともなかったから良かったけど、
いざというときに英語が分からなかったら嫌だな~、
というのが的中してしまった…
出産後
その病院では普通分娩が48時間、2泊3日、
帝王切開が78時間、3泊4日の入院でした。
手術後3時間ぐらいで赤ちゃんが病室へ運ばれてきて母子同室が始まったり、
鬼のような看護師に手術翌日すぐに歩かされて泣きながらトイレへ行ったり、
母乳指導がちょっと実践的でない教科書のような感じだったり、
色々とあったけど、
予定通り退院して自宅へ戻れて、
出産1週間後の子ども&自分の検診もなんとかフラフラしながら行けて、
結果、すべてなんとかなりました。
今思えば、日本で産んだらもっと楽だっただろうな~、と思うけど、
産後すぐから親子3人で生活するためにはインドで産むという選択しかなかったから、
これで良し。
もしインドで産むか日本で産むか迷っている人がいたら、
日本の方が楽だよ、とは伝えるかな?
私の場合は高齢出産なこともあって、
事前に検査できる事はすべて検査して、
何もリスクが無かったからインドでの出産を選んだ、という理由もありました。
インドで産む準備をしてる人には、やっぱりこう言っちゃうな。
大丈夫。なんとかなる!