名古屋人にはゴミ問題が許せないってばよ

先日、トルコへ行っておりました。
ヨーロッパに長年住んでる友人とトルコで待ち合わせて一緒に旅行をしたのだけど、2人とも二十歳の頃はバックパック背負って色んな土地をふらふら一人旅していたのが、「もう、それ無理。」ということで意見が一致、スーツケースをガラガラして素敵なホテルに泊まっちゃう、ザ・女子旅でした。きゃぴぴ。

で、トルコ、もう素敵な事ばっかしだったのだけど、一番感動したのが道が綺麗でどこでも楽しく歩ける事。
たぶん、日本から行ったらそんなの普通だろうけど、バンガロールと比べたら夢の世界でした。

バンガロール、道が汚い。
多くの歩道が壊れてる、という事もあるけど、色んなところがゴミだらけで、そもそもゴミ捨て場には不燃ゴミも生ゴミも混ざったままそのままゴミが積み上げられていて、周りに悪臭がただよっている、という。まあバンガロール内でも場所によるけど、うちの近所はこんな感じ。歩きで外出するのは決死の思い。
バンガロール市民、気にしてないのかなあ、と思ってたら、最近新聞でゴミ問題が話題になっていました。

Garbage piles up; stench spreads across Bangalore
(ゴミの山と悪臭がバンガロールで広がり中)

連日新聞に載っていた内容は普段のゴミ問題のことではなく、ゴミの埋立地にしていたバンガロール近郊の村で「もうゴミを持ち込むな」と村民が道路を封鎖したことから、ゴミ収集車の行き場所がなくなり、そのせいでゴミが収集されなくなってバンガロール内でゴミがそのまま放置されている、ということでした。

その村、Mandurでは以前から大量のゴミが持ち込まれており、その影響で水質が悪くなり健康被害が心配されるため村民が反対運動をしていた。そこで、過去にBBMP(Bruhat Bangalore Mahanagara Palike:バンガロール市役所みたいなもん?)は「2014年5月31日でゴミの埋め立ては中止する」と宣言。しかし、その期日をすぎても同じようにゴミが運ばれてきたもんだから、村民が道路を封鎖してゴミを断固拒否、ということみたいです。

その後、BBMPが「他のゴミ埋立地を今探しているところだからあと半年は継続して使用させて欲しい」と発表した、という記事までは追ったのだけど、この話題が解決したのかどうか、ちょっとまだ分かりません。街中を見てても特に目立った所はないからなんとなく解決したのかな。でも、うちの近所は相変わらずの悪臭。

ゴミ問題を調べてたら、バンガロール在住のライターの方の記事を見つけました。
[Bangalore] インドのゴミ処理を巡る旅。ぜひ読んでください。(坂田マルハン美穂さん)

全部を読んで、ああ、本当にこれが現実なんだな、と思ったら、なんとこれ、2011年の記事。
えー、バンガロール、全く変わってない!すげえ、だめ!
バングラデシュのダッカの方が断然綺麗だったってばよ!(興奮しすぎてナルト風)

・・・

日本の原発の例えで「トイレを作るのを忘れたまま高層ビルを建てたようなもの」というのがあるけど、バンガロールの経済成長も、まさにそんな感じに思える。
ほんと、嫌になっちゃうから、細かいゴミ分別とお買い物バッグ利用を長年強いられてそれが快感にまでなってしまった名古屋人の血を活かして、勝手にゴミ対策することにします。


写真は、すでに懐かしいカッパドキア。ぽわわ。

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