ちかごろ日中は日差しが強いのだけど、今のうちに行かないともっと暑くなる!と思って行ってきました。
シュラヴァナベラゴラShravanabelagola。
ここはジャイナ教の聖地で、17mもある大きな裸の修行僧ゴマテーシュワラ像が有名です。
この修行僧は何年も立ったまま修行をしていたので、蔦が足と手に絡み、足元にはアリ塚が出来た、という伝説を表しているそうです。
建築家 神谷武夫氏の説明に、この像の事もジャイナ教の事も詳しくありました。
第 4 章 南インドのジャイナ建築 / 神谷武夫とインドの建築
まあ、この像、何か目を引くって、でーん、と真っ裸、ってことですね。
写真で見ると、いいの?隠した方がいいんじゃないの?と思ってしまいますが、実際に目の前にすると、神々しさがあって、でーん、なんて事を気にするよりも、かっけー!とただ思ってしまいました。
観光に来ていたインド人の人達の中には若い女の子達もいたけど、でーん、なことは何も気にしていないようで、普通に記念写真を撮っていました。
そして、青空を背景にどでかい像が立ってると、それだけで何だかありがたい気分になるものなんでしょう。ほとんどの観光客はヒンドゥー教徒だと思うけど、ジャイナ教のお坊さんにお布施をして祝福のお花を頭にかけてもらっていました。
のどかで開放感があって素敵な場所です。
素敵なのは行き帰りの風景も。
この像は小さな山の上に立っているので、たどり着くために階段をひたすら登るのですが、その階段からの景色が絶景です。
ヤシの木の畑がずっと広がっていて、180度の地平線が見えます。
バンガロールからお手軽に行ける見晴らしの良い場所にナンディーヒルがあるけど、ここの方が断然良い。
ただ、大変な点も。
階段が多い : けっこう疲れます。インド人のおばちゃんなんかは、何度も休憩を取りながら登っていました。
日差しが暑い : 日差しを遮るものがなく、ずっと炎天下を登る事にになります。帽子必須。ふもとでも売っていました。
足の裏も熱い : 聖地なのでふもとから土足厳禁です。靴下必須。靴下もふもとで売っていました。
降りるのが怖い : あまりに絶景なので高所が苦手な人は降りるとき怖いです。階段も斜めになっていたり。でも、頑丈な手すりがあるので、大丈夫。
【移動】
バンガロールから車で2時間半ぐらい。途中、休憩する場所はたくさんあります。ローカルな食堂がたくさんありますが、Cafe Coffee Dayもありました。道は良いです。
ローカルバスだとバンガロールから片道4時間ぐらいかかるみたい。
【食事】
ふもとにHotel Raghuというローカル食堂があります。ミールス(ランチセット)はバナナの葉っぱに載って出てきて、とても美味しかったのでオススメ。英語通じます。お手洗いはインドスタイルだけど清潔です。
それと、ハンピHampi、ベルールBelur、ハレービドHalebeeduなんかに多くある南インド彫刻がここでも見られます。
個人的に「柱をカッコイイと思ってる文化圏」と呼んでいるのだけど、柱の彫刻がこれでもか!というぐらいに素晴らしいので、もし行く方は是非見てみてください。