ドイツ、フランクフルトのALTE OPER(アルテオーパー、旧オペラ座)でミュージカル『エリザベート』を観てきました。
アルテオーパー、重圧感のある建物でとても素敵でした!
中に入らなくて建物を見るだけでも楽しい。
今回観た公演はシェーンブルン版。
『Elizabeth』by Michael Kunze & Sylvester Levay
エリザベート:Roberta Valentini
トート:Lukas Mayer
ルキーニ:Riccardo Greco
1人で行ったけれど大丈夫でした。
隣の席も30歳ぐらいのドイツ人女性1人でした。ホッ。
服装も迷ったけれど、周りの人たちも普通の服。
ジーパンの人は見なかったけど、清潔感のある普通の服ならいいのかな。
家族連れも多くて、お正月に家族で外出するという感覚の服装でした(観に行ったのはクリスマス)。
良い席(お値段もはる)と思われる人はバチバチにお洒落していて素敵だった!
中に入るとコートを預けるカウンターがあります。
カウンターは各階にあるみたい。
コートを渡して、預け代1€を渡して番号札を受け取りました。
預けなくても大丈夫。
そして、公演は、
楽しかった!
シシィ(エリザベート)役のRoberta Valentiniの歌唱力と演技(場面毎の歩き方が違う!)、
ルキーニの自由さ、子役ルドルフ(1番拍手が大きかった)!
全体の演出がとても上手くて、3階席だったけど大満足です。
ドイツ語が分からない私だけど子役ルドルフが「イッヒ メヒテ〜(I want)」と歌う所で涙出そうでした。
そうそう、私、『エリザベート』は日本の宝塚公演の映像を観ているので、
内容もセリフも歌も頭の中に入っているのです。
オペラグラスはなかったけど(Amazonで注文してたけど間に合わなかった!)、
歌は全部知っていたので、心踊って楽しめました。
もし初めて『エリザベート』を観る方がいたら、ざっとストーリーを予習して歌も聴いておくといいです。
どの歌も、とても楽しい!
ここから、余談。私の宝塚愛と今回の『エリザベート』を観に行った一番の理由。
私、元から『エリザベート』大好きなのです!
といっても、私が観た事あるのは映像での宝塚花組の2014年公演『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』(トート:明日海りお、エリザベート:蘭乃 はな)。
それと、2021年の『エリザベート TAKARAZUKA25周年 スペシャル・ガラ・コンサート』(トート 望海風斗、エリザベート 夢咲ねね<ACT1> 明日海りお<ACT2>)映像です。
そうです、宝塚歌劇団が好きなので『エリザベート』も大好きになったのです!
歌が、どれも、良い!
ただ、宝塚版は元のミュージカルから変更してある部分があると何かで読んで、それならその違いが知りたいと思っていたのでした。
今回観て分かったのは、
ドイツ語ミュージカル『エリザベート』はトートを「死」の象徴として表現しているということ。
トートは感情のある人物というよりも、そこに存在している自然現象の「死」。
だからこそ、エリザベート自身の物語と彼女自身の感情が深く強く表現されて、最後の場面は息をのむような感覚でした。
素敵だった。
でも、宝塚版もやっぱり好きです。
宝塚ではトートが主役で、トートの感情のゆれがメインですね。
明日海りおさんのトートは悩み苦しんで、望海風斗さんのトートは思い通りにならない事への怒りがあって。
ああ、どちらも素敵!
そして、柚香光さんもソロコンサートでトートを演じて歌を歌われていて、柚香光さんは自信がみなぎって悪さを全面に出したトートでした。
ああ、素敵!(私は柚香光さんが大好きなのです)
ドイツにいるあいだにシシィ(エリザベートの愛称)に関する場所を色々と訪れてみようと思っています。